人の縁を強化するのは、自らの仕事への向上する気持ち

岩上 喜実

人の縁というか、繋がりというのは目に見えない分当たり前ですが繋がる瞬間や切れる瞬間が見えないですよね。人の心が見えたらどんなに楽だろうと思いますが、赤い糸のように目に見えてしまっていたら固執したり愕然としたりしてもしかしたら大変になってしまうかもしれないので、見えない今のままが一番いいのかもしれません。
ひとりでコツコツしてる仕事でも、必ず人と付き合っているはずです。イラストレーターもひとりでしている様に思われがちですが、とんでもない!

クライアントさんがいて、デザイナーさんがいて、見る方がいて。色んな方がいて成り立っているので締め切りを守るという事は一番当たり前で一番守らなければいけないと思っています。

偉そうな事を言っていますが、最初の頃の私は締め切りより仕上がりの良さばかり気にして縁が切れそうになる事もありました。


友人関係もそうですが、約束を守り、相手の事を考え、その中で全力を出す。

それが私の仕事の意義というか、せっかくの繋がれた縁を私自身が強化するという事に繋がりました。そう考えだしてから、仕事の締め切りは逆算せず縁を無駄にする事は無くなった様な気がします。

ずっと仕事、仕事、で息抜きはしないんですか?とよく聞かれます。息抜きというか自分の切り替えスイッチの場所を知ってからとても楽になれたのです。

それは、また次回に。

岩上 喜実
イラストレーター、イラストエッセイスト
18歳から書籍挿絵、企業キャラクター、CMイラストを描く山陰在住イラストレーター兼イラストエッセイスト。挿絵書籍と自身が描くイラストエッセイを合わせて、文庫化と海外出版含めて2005年から現在で29冊刊行。
2011年から始めた「ゆるイラスト教室」と同年プロデュースと店長をしている「Non café(米子市)」とイラストレーターを毎日のほほんと楽しみながら奮闘しています。
Non café
鳥取県米子市米原6丁目1-14
0859-21-8700
Facebook:https://www.facebook.com/Noncafe/?fref=ts
イラストと教室問い合わせ:nonillustration@gmail.com