『美女と野獣』と月末処理

遠藤 麻衣子

先日・・・朝一の勉強会でタイムマネージメントの復習

なぜなら、店長たちが月末処理に追われてアタフタしていたから

とりあえずいつもの時間管理マトリックスをやりました

書き出してみると、ドン引きするくらいのTODOを抱えていた店長たち・・・

申し訳なく思い、そして、可哀想になり・・・勝手に気分転換をさせることに決定

「よし!!今日は映画部にする!!残業禁止!!時間内に終わらないTODOは全部やめ!!みんな残業する気でいるかもしれないけどダメ!!残業阻止!!全力で妨害します!!私は今夜は『美女と野獣』を観に行くと決めた!今、決めた!!もう決めた!!」と宣言

「えぇ?!何言ってるんですか?!絶対に無理です!!月末処理ですよ?やらなきゃダメです!!」「マコさん、私達のTODO見ましたよね?今日だけは残業させて下さい!」と大ブーイングの大反対・・・

「ダメ、だってまだ提出期限まで2日あるもん・・・『美女と野獣』観に行くって言ったら行くの!!なんとかしてレイトショーまでに終わらせるの!!」

「いや、本当に無理ですって・・・」

「ダメ、どうせ残業したって効率は上がらないでしょ?無理かどうかはやってみなきゃわかんないじゃん!時間内にできない仕事は捨ててしまえばいいよ」

「月末処理やらないと絶対に怒られますって・・・」

「別に怒られてもいいじゃん!命までは取られないよ?怒られたら遠藤MGがやらんでいいって言いましたって言っておきなよ?私が怒られといてあげるから大丈夫!!笑 とりあえず行くって決めたから」

「いや、ホント無理ですってば!」というティーブティック店長の塚ちゃんを無視して・・・離れている天満屋ビーンズショップにも電話

天満屋店の店長業務を担う矢末さんに繋がる

「矢末さん、今、忙しい?接客中?」と確認

「今日の夜って何してる?まさか、残業する気じゃないでしょうね?!急なんだけど、映画部で『美女と野獣』観に行くことに決めたから・・・仕事終わらせておいでよ」
「えっ?!あっ!はい!承知しました!終わらせます」

「よし!矢末さんは人質だからね!塚ちゃんが何か言ってきたら「塚田店長のために映画に行きます♡」って可愛く言ってね!!」と電話を切り・・・

次はケーキ工房へ

「純ちゃん、今夜デートとか予定あるの?」

「マコさん、デートではないんですけど、月末処理が・・・」

「はい、ダメ〜!!純子も映画部行き決定〜!!デートじゃないなら映画部に強制召集〜!!さぁ!時間内に終わらせることに決定〜!」

「いや、無理ですよ・・・何でよりによって今日なんですか?」

「私が観たいから!!みんなに気分転換が必要だから!!」という無茶苦茶な理由をふりかざし

純子も人質にとる・・・

次にネットチームの店長、真栄さんを見つける

「真栄さん・・・まさか、塚田と一緒に残業する気じゃないですよね?塚田が仕事に追われてるので、気分転換のために『美女と野獣』に行くことに決まりました」

真栄さんも人質にとる・・・

夕方、お店に顔を出した『美女と野獣』が好き過ぎるようこさん

「ようこさん、『美女と野獣』観たいって行ってましたよね?今夜、行きません?」とようこさんも捕獲

社外の人も巻き込む

 

お次は、カフェ・ジャルディーノに行き、シフトを組んでいる副店長を呼ぶ

「ます君、今日の早上がりって誰?」

「松さんです」

「じゃあ、いいや・・・松さんは『美女と野獣』って感じじゃないし、早上がりなら一刻も早く家族の元へ帰してあげよう」と松さんだけ却下・・・笑

そして・・・塚ちゃんを捕まえて

「塚ちゃん・・・矢末さんも純ちゃんも真栄さんもようこさんも行きたいって言ってるから。もう誘ったし、みんなが楽しみにしてるから・・・何が何でも必死で終わらせて?・・・私の言うことは聞けなくても、みんなのためならやれるでしょ?」と塚田の可愛いスタッフや同僚、社外の人まで人質にとる

遠藤は目的のためなら手段を選びません

「そんなぁ・・・涙」と不服そうなの塚ちゃん

「もう諦めてさっさとTODO終わらせよ?今日じゃなくていいのもあるでしょ?アレは期日伸ばしてもらうから。電話しとくね。コレとコレは私がやってあげるし、ソレは他の人にお願いする」とアレコレソレで黒く埋め尽くされたTODO表を取り上げて、リスケしたり、割り振ったり、捨てさせたりする

私が言い出したら最後、絶対に曲げないのを一番よく知ってるので、とうとう塚ちゃんも観念する・・・

みんなで行ってきました♡笑

クソ忙しい月末に、クソ忙しい店長たちを連れて・・・(素敵女子を目指してるのにクソなんて言ってごめんなさい♬笑)

映画部♡

 

『美女と野獣』♡

ディズニーの中で『美女と野獣』がいちばん好きで、全部歌えると豪語していたようこさんは、映画の間中、本当にずっと小声で歌っていた・・・笑

とても素敵な映画で観終わったら、みんな「すごい良かった〜!!」「恋したくなりました♡」と大喜びの大はしゃぎ

感激して泣き出す子もいたり、ようこさんは映画館を出た後もまだスキップしながら歌っていた・・・笑

塚ちゃんも「プリンセスシリーズ、やっぱりいいですね〜♡深いですね〜♡」と嬉しそう

「ほら?やっぱり来てよかったでしょ♬」と得意気な私・・・

「はい!よかったです!でも、社長には内緒にしといて下さい!Facebookもアップしないで下さい!怒られるかもしれないんで・・・」と塚ちゃん・・・

「大丈夫!ちゃんと期日も変更してるし、今日のTODOは終わらせてるから怒られないよ。うちの社長、そんなことじゃ怒んないよ!ちなみにようこさんにも今夜はFacebookはあげないようにすでにお願いしてあるから心配しないで・・・笑」と答える

 
Bossには翌日に「月末処理の真っ最中に映画部を敢行したの私です・・・スタッフを無理やり連れてったので、もしも不備があっても私の責任ですから怒らないでやって下さい」と一応、事後報告

「誰が怒るの?なんで怒るの?就業後はみんなの自由でしょ?笑」と優しいうちのBoss

ほら、怒られなかったでしょ?笑

月末処理も無事に終わったので、楽しかった映画部の思ひ出を投稿・・・笑

いつもは「パワハラではありません」と書きますが、今回のは完全にパワハラです・・・しかも、外堀まで埋める悪質なヤツ・・・笑

それでも最後は笑って許してくれる、前向きに楽しんでくれる素敵なみんなに感謝♡

これからも、遠藤に振り回されている健気なうちの店長たちと巻き込まれるようこさんの応援をよろしくお願いします♬

遠藤 麻衣子
紅茶講師、ティーコーディネーター、ロンネフェルト社認定ゴールドティーマイスター、日本ティーエキスパート
大学を卒業後、結婚を期に鳥取県に帰郷し、主婦と仕事の両立をおこないつつ、紅茶を学び、ロンネフェルト社認定「ティーアドバイザー」「シルバーティーマイスター」の試験を共に日本一の成績で合格。2012年秋にスリランカでのトレーニングを修了し、念願の「ゴールドティーマイスター」の認定を受ける。 「1杯のTeaを美味しく煎れることは、自分を大切にすること、1日を丁寧に生きることに繋がる」という信念のもと、紅茶文化を広めながら、女性のためのライフセミナー、企業向け販売セミナーなど県内外、東京でも人気の講師である。
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