自分だけの永遠に愛せる雑貨③キッチンツール
みなさんお料理は好きですか?
私は今でこそ料理をする行為が楽しいですが、10年ほど前までは、苦手ではないけれど好きではないし出来れば美味しいお店に食べに行きたい!と思っていました。
今現在美味しいお店に行くのは勿論大好きですが、休日に朝からじっくり何かを仕込んだり、テレビやネットで見たレシピに挑戦してみたり、外で仕事を頑張っている主人の夕食を準備したり、台所に立つのが本当に好きになりました。
料理の手順が分かってきたのも理由の一つですが、何より「台所に自分の苦手な物を置かない、買わない、使わない」と決めてキッチンツールのお買い物を慎重にしていると、台所の居心地が良くなりお料理自体が楽しくなっていくのが嬉しかったのを覚えています。
そして様々なキッチンツールを探しに色々なお店に足を運んで、実際に触って感じた「自分にとって良い感じ」だったツールは『柳宗理』のシリーズでした。
日本のインダストリアル(工業的)デザイナーと言われる柳宗理氏はバタフライスツールなどの椅子のデザイナーとしても有名ですが、非常に沢山のキッチンツールをデザインしておられるので名前を知らなくても形を知っている方は多いと思います。
まずは「こんなに沢山あるの!?」と驚いたカトラリー類ですが、パスタフォークは実際パスタがとんでもなく食べやすいし、アイスクリームスプーンはこのスプーン以外で食べたくない位スルッとアイスクリームがすくえます。全てがその目的に応じて取りやすく掴みやすくデザインされているので、使う度に「買って良かった」と思えるカトラリーです。ギフトセットもありますので、世代を問わない贈り物には本当に喜ばれると思います。
中でもおすすめなのがバターナイフで、バターをカットし塗るのが地味に苦手だった私にはこのナイフ以外使いたくない程生活に欠かせないバターナイフとなっています。
毎日使うキッチンナイフも定番の18cmと少し小さい10cmを揃えました。
自分で研ぎながら10年使用していますが、自分の手にスッと馴染みストレスのないカットが出来るのは本当に楽しいです。ドライカレー用の細かい野菜カットも、カルパッチョ用のお魚を下ろすのも、このナイフ1本で出来るので何も考えずカットする事に向き合えるのが料理の行程で好きな項目です。
毎日の料理が苦では無いのは、このナイフのおかげだと思います。あとはブレッドナイフが1本なので、我が家のナイフは3本で10年事足りているのです。
そして和え物が好きな私に欠かせないステンレスボールと、白湯が好きな私に無くてはならないステンレスケトル。ボールは全サイズ持っていますが、自分なりの役割があるので一つとして欠かすことが出来ない大切なツールなのです。
使用感がいいボールの角度なのは勿論ですが、何より洗浄するときに縁の部分の巻き込みが通常のボールより小さく巻き込んであるので、ずぼらな私がサッと洗っても泡残りや洗い残しがない事が本当にストレス無く使い続けられるのです。
ステンレスケトルは艶々のミラータイプとつや消しタイプがあり、反射する光が苦手なのでつや消しを選び毎日お湯を沸かし飲んでいます。蓋の部分がやや大きいので男の人の太い手首でも奥まで洗えてとても気持ちよく使用し続けられるのです。
パンチングボールやフライ返しやお玉、お鍋などまだまだ沢山のキッチンツールが私のお城を守るように側に居てくれます。シンプルでスマートなのに、他のを使用する気が起きなくなる程毎回気持ちよく使用でき、洗浄まで全てにおいてストレスが全くなく使える物ばかりなのです。素っ気ないけれど、料理をいつも楽しくさせてくれるキッチンツール、是非機会が有れば使ってみて下さいね。
ちなみに、台所というか自分の身の回りに置いておきたくない苦手な物とは「白・黒・茶・緑以外の色の物」と「動物やキャラクターの物」、そして「花柄の物」です。視界に色んな色や形の物が入って来ると冷静な判断が出来なくなるからです。自分の好きなテイストを模索中の方は、苦手な物を優先して避けていくのもいいかもしれないですね…!
では、また日曜日に。
2011年から始めた「ゆるイラスト教室」と同年プロデュースと店長をしている「Non café(米子市)」とイラストレーターを毎日のほほんと楽しみながら奮闘しています。
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