そうだ、イタリアへ行こう!

遠藤 麻衣子

昨年の秋頃・・・

ふと「そうだ・・・来年はドイツへ行こう」と思い立った

「そうだ、京都へ行こう」と同じくらいの軽さ

さらに「そうだ、何年も家族を海外旅行に連れてってあげていないし、母達を誘おう」と思った

旦那さんはお仕事があって「まずもって無理・・・一人で行ってきていいよ」とのこと
ママ(お姑さん)は、「海外よりもディズニーランドに連泊の方がいい」と言われ、東京に決定

のぶこに聞いてみると「お母さん、イタリアがいい」

「えぇ?!今、ドイツに誘ってるんだけど?」

うちのファミリーはみんな主張がハッキリしている・・・笑

どうしようかと考えながら、翌日の出張の移動中、Bossにその話をすると

「遠藤ちゃん、親孝行したいならそこはお母さんが行きたいイタリアにしなきゃダメだよ。ドイツはロンネフェルトもあるし、まだまだ仕事でも行けるチャンスがあると思うよ?イタリアにしてあげなよ」と言われ・・・

そうか・・・ママの行きたい東京は決まったし、親孝行したいならのぶこの行きたいとこじゃないと意味ないのかと思い・・・
「のぶちゃん、やっぱりドイツはまたにする!イタリアに決定!!イタリアに行くよ!!」とLINEする

しばらくして、実家に帰るとのぶこが「あのね、お母さん、いいこと考えたんだけど・・・」とニコニコ顔

どうせ余計なことでしょ?何も考えんでいいよ・・・という言葉は飲み込む

「麻衣ちゃんってね、面白いし楽しいし頼れるじゃない?一緒に旅行に行ったら、すごく楽しいと思うの。お母さんが独り占めなんてもったいなくない?だからさ、拓ちゃんやフォレスタのみんなも連れてってあげようよ!みんなで行ったらいいじゃん♡」

「えぇ?!拓ちゃんはお仕事あるから無理って言ってるし、会社のみんなだって出張でもないのに上司と旅行なんて絶対にイヤでしょう?!」

「大丈夫!!あなた、そんな部下から気を遣われるような立派な上司じゃないから!!笑 」

「まぁ、確かに・・・って、おい!!」
「いいじゃん♡スタッフのみんなをイタリアに連れて行きたいって言ってたじゃん?絶対に大勢で行った方が楽しいよ♬お母さん、誰か来ても仲良くできるから大丈夫!!お友達でもスタッフさんでも社長さんでも部長さんでも!みんな誘って行こう♡」

「・・・・」

それから、リーダーズ勉強会にて
「・・・とうちの母のぶこが申しておりますが、一緒にイタリア行く?行かないよね?」と聞くと

「えぇ?!いいんですか?」「めちゃ行きたい!!」「やった〜!!」と店長たち

「マジ?!みんな行くの?私と??そして、のぶこと??本気?!大丈夫?」

「めちゃ、楽しそーーー♡」

「・・・・」

うちの子達はこんなノリで生きてて、本当に大丈夫なのか?

もうどうにでもなれ・・・

「じゃあ、繁忙期は避けて6月、月末月初はみんなも忙しいから中旬。シフトが回らなくなるといけないから、今回は各部署1人ずつね?ジャンケンする?塚ちゃんはスリランカに行ったから、お留守番でもいい?さすがに店長が全員いないのは不安だから・・・お店を守ってくれる?」

「はい!!私はスリランカに行かせていただいたので、残ります!!塚田がフォレスタを死守しますので、安心してみんなを連れてってあげてください♡」と優しくて心強い私の懐刀

もう、愛してる♡

カフェジャルディーノ、焙煎工房、ケーキ工房の店長たちのイタリア行きもその場で決定
ある日、ネイルをしながら、ようこさんに「のぶことうちの店長達とイタリアに行くことになったんですよ」と話したら

「えぇ〜!!いいなぁ〜!!なにそのメンバー、めちゃ楽しそうじゃない?!うらやましい〜!!!」

「そうですか?なんなら、ようこさんも一緒に行きます?」

「いいの?!私も加わっていいの?!」

「いいも悪いも・・・むしろ何かダメな理由あります?のぶこもうちの子達も誰とでも楽しくやれるタイプですし、ようこさんなら絶対に大丈夫でしょ?」

「ほんと?いいの?いいのかしら?!」

「もう5人も6人も一緒ですよ・・・笑」

「やった〜!!行く〜!!」とようこさんのイタリア行きも決定

もうここまできたら、何でもアリ・・・

半分、投げやり・・・笑

それでも・・・行くとなったら、思い切り楽しんで欲しいので、色々と策を考える

イタリアまでの半年間、みんなで役割分担をして調べ物をしたり

春先には全員でお休みを合わせて

「イタリアMTG」も敢行

本部に申請して場所代や電気代、コピー代を支払い、お店でプロジェクターを借りて、朝から勉強会

ホームルームで、改めて自己紹介と旅の意気込みを発表

1限目は、ダニエル先生を招いての

「旅の英会話教室」

2限目は、松さんにお願いして

「旅が楽しくなるイタリアワイン講座」

給食の時間(お弁当)を挟んで

3限目は、のぶこさんの

「イタリアの歴史と宗教史」

4限目は、Webデザイナーようこさんの

「旅のカメラ講座」

5限目は、ジャルディーノ店長フジコさんの

「イタリアンレストランマナーレッスン」

6限目は、焙煎士 友ちゃんの

「バリスタが教えるイタリアコーヒー講座」

最後のホームルームは、なぜか最も危機管理の薄い私から

「旅の防犯セミナー」

そして、放課後はひとり旅のスペシャリスト純ちゃんがみんなの行きたい場所を聞きながら、ホテル予約まで済ませてくれました

一日で一気にみっちりやって

「なんとか形になったので、後は各自で準備してね、私はここからお仕事に集中します・・・」

そう言ってたのが、2ヶ月前

そして、出発の前日に荷造りをしているいつもの私・・・笑

いや、もう日付が変わって当日・・・

 
今回もまた半泣きで荷物に埋もれました

イタリアって遠い・・・🇮🇹

なんとか出発できました

この顔ぶれ、間違いなく珍道中・・・笑

お楽しみに♡

遠藤 麻衣子
紅茶講師、ティーコーディネーター、ロンネフェルト社認定ゴールドティーマイスター、日本ティーエキスパート
大学を卒業後、結婚を期に鳥取県に帰郷し、主婦と仕事の両立をおこないつつ、紅茶を学び、ロンネフェルト社認定「ティーアドバイザー」「シルバーティーマイスター」の試験を共に日本一の成績で合格。2012年秋にスリランカでのトレーニングを修了し、念願の「ゴールドティーマイスター」の認定を受ける。 「1杯のTeaを美味しく煎れることは、自分を大切にすること、1日を丁寧に生きることに繋がる」という信念のもと、紅茶文化を広めながら、女性のためのライフセミナー、企業向け販売セミナーなど県内外、東京でも人気の講師である。
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