気持ちを立て直す動機
いつもモチベーションを高く持っていたい、と思っていませんか?
よく耳にする「モチベーション」ですが、要は人が行動を起こす動機や意欲を意味し、モチベーションが上がらないというのは自分が向かっていく方向が分からない、という事になります。色んな方のSNSの投稿を覗いているといつもモチベーションが高くてすごいなあ、と思う人がいますがその人の原動力はなんだろう、そして私のモチベーション維持の原動力とは、と考えるようになりました。
まずは身近な人でモチベーションが随時高い人を見てみると、遠かれ近かれ大小関係なく夢を持っている人ばかりでした。「将来お店がしたい」「子どもが大きくなったら主人と世界旅行に行きたい」とやりたいことが明確でそれを叶える為に計画を立てている人ほどモチベーションを高く持ち続けているような気がします。
あとは明確な夢がなくても「いま自分のすべきこと」が分かっている人は気分の浮き沈みが無く周りにストレスを与えることもなくモチベーションを保っているような気がします。
私は飲食店を始めて7年目になる為色んなスタッフを面接し雇い、指導し続けてきましたが年齢性別環境関係なくモチベーションを高く持ち続けて居るスタッフはやはりどこか違いました。自分の進みたい方向が分かっている人はどんなにへこたれることがあったとしても、その失敗を分析し次は絶対に失敗しない方法を生み出し実際に活かしていく強さを持っています。進みたい方向が分からなくても、今の自分に出来る最良の100%を出せるよう工夫し、注意を受け止める素直さを持っています。
強さや素直さは何歳からでも作り出せることができますが、哀しいですが人生を重ねていくと諦め方と、今までこれで生きてきたのだから自分は間違っていないという意固地な気持ちが遮ってしまうのだと思います。
ですが、入社した時は意固地で諦めがちなスタッフが経験を重ね強さと元からあった素直さが倍増しとても魅力的になった人が何人かいます。それは店長である私が何かをした訳ではなく、周りの環境や元々持っていた潜在能力で良い方に変わっていったのだと思います。逆に最初の頃はモチベーションが高く、自分の行きたい方向も確かにあった人が経験を重ね自分の出来ないところばかりを考え込んでしまった為舵取りが出来ず心を閉ざし退社していった人もいます。その時私は何か出来たはずなのでは、と思い何か分かることを必死で思い出し探しましたが結局分からないままでした。その時私自身店長としてのモチベーションはかなり低く、周りから見てもとても不安な存在だったと反省しています。
その低くなったモチベーションをどうあげたかと言うと、店長をしているカフェはどういった方向に向かっているかという事を再分析しました。もちろん売上や集客、料理にスタッフのことなど考えなければならないことは沢山ありましたが、なにより店長である自分自身何がしたくてカフェをしているのかを考えてみました。
おしゃれなカフェをしたかった訳でも、有名なカフェを始めたかった訳ではないという事。私は地元の方にも遠くからお越しの方にもホッと出来て、気負い無く足を運んで貰えるような、そんなカフェにしたかった事。それは色んなものに惑わされそうだった時期に気持ちを立て直してくれた動機(モチベーション)でした。
それからは何かトラブルがあっても、根本的に大切な事はお客様が笑顔になる事、そして一緒に働くスタッフも笑顔で働き続ける事が一番ということが頭にあれば、どんな事も笑顔で立ち向かえることが出来るようになったのです。自分の要望や希望なんかをその都度声高らかに言うのではなく、モチベーションは心に秘め進んでいくことの大切さを学んだ気がします。人に気を遣われている内はまだまだ二流って事なんですよね。
自分のしたいことや、やりたいことを具体的に持ち、そのためには曲がらない強さと、間違ったことはそれを緩やかに曲げられる素直さを持つことがモチベーションを保つ事の一つなんだと思います。何より、モチベーションを保っていると毎日が楽しいのです。
そしてモチベーションを保つには日々が健康でないといけない事に気がつきました。その健康の保ち方についてですが、それはまた次回に。
2011年から始めた「ゆるイラスト教室」と同年プロデュースと店長をしている「Non café(米子市)」とイラストレーターを毎日のほほんと楽しみながら奮闘しています。
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