前回お話したイラストレーターのお仕事のきっかけですが、そんなにうまくいくかと様々な人に言われてしまいました。
うまくいくように、学生の頃から計算していたらどうでしょう？少しの誤差はあるけれど、大体思い描いていた通りになることの方が多い気がします。

どの仕事にも通じることなのですが、なりたい自分像を『かなり具体的にイメージすること』を強く意識していました。

高校を卒業し絵本の専門学校に通う事を、両親や周りの人は「絵の仕事なんてそんな簡単なことじゃない」と期待はしていなかったと思います。ですが私は見た目ノホホンとしていますが、「このクラスの誰よりも先に絵で食べていけるようになる」と貪欲に今の自分をイメージして描き続けていました。あの時の理想の自分に、今はかなり近いと思います。

※写真は下向きが基本スタイル（丸顔の為）

その、イメージにより近づくために作った人生すごろくはスタートが18歳の頃、ゴールが70歳ぐらいの自分が何をしているかという『イメージを具体化した自分すごろく』なのです。ゴールも分からず夢を叶えるなんて、私の性格上無謀で無理。目的地もなくやみくもにドライブし続けるとガソリンがなくなるだけですから。

そのゴールが分かっていれば、その途中の判断に自信がつくような気がするのです。そのすごろくがあるからこそ、ご依頼の仕事に対して「私は本当にこの仕事で前に進める？後ろに戻っていない？」と自問自答し、判断し決断してきました。お仕事で迷っている方がいたら、私は「なりたい自分は頭にある？」と問うようにしています。答えは自分の意識の中に居る気がします。

そのすごろくの重要な場所にいた、「自分の本を出す」という項目。これがまた新しい自分を見つけたきっかけになったのですが。
それはまた、次回に。