大運動会はお仕事です!

遠藤 麻衣子

今日はフォレスタの大運動会

経営のお勉強をしていたら・・・強い組織はリクリエーションやコンパをやっているところがすごく多くて、色々な企業さんの実例を読んだり聞いたりしながら、うちもやりたいなぁと何年も前から思っていました

でも、なかなか忙しい中でそんな雰囲気にはならないし・・・ずっと実現できずにいました

しかしそこは、諦めの悪いことで有名な私・・・

みんなで勉強会をしたり、お店の環境整備に取り組んだり・・・たくさんの改善をしていく中で、ここ最近はチームワークも芽生え、私の無茶ぶりにもみんなが柔軟に対応してくれるようになってきて・・・

「そろそろ大きなリクリエーションしたいって言ってもよさそうだなぁ」と思い、今期は経営計画書の年間スケジュールに勝手に大運動会を盛り込んでしまいました・・・笑

コソッとね!コソッと!!

そこで、担当者に選ばれたのは・・・今、フォレスタで最も期待されている男

器用で、気遣いもできて、体力も根性もあり、本当に賢いデキる男

ジャルディーノ副店長のます君

かなりの期待を込めて任命しました

先日のこと・・・どこの部署もそういった取り組みをしていないので、ちゃんと本部に企画書や稟議書を通さなければなりません

万が一、怪我をした時の保険などにも入ってもらわなきゃいけないし、ちょっと予算も欲しかったから・・・笑

そこで、ます君を呼んで・・・

「フォレスタ大運動会をやる趣旨とか目的を本部に提出しなきゃいけないんだ・・・何で大運動会をしなきゃいけないのか、何度も話してるからちゃんと説明できるよね?」と聞くと

「はい!!大丈夫です!!」との心強い返事!!

「さすが、ます君♡じゃあ、答えて!!何で運動会するの?」

「はい!!マコさんがやりたいからです!!」って、コラーーーー!!!

「ダメーーーッ!!!正解だけど!!!不正解ーーー!!それじゃあ、絶対に稟議通らないでしょーー!!!」

横で聞いてた店長たちも爆笑の珍回答!!笑

「あっ・・・そうですね!!」

「スタッフ間のコミュニケーションのために云々かんぬんとか、みんなの体力作りのためとか、チームワークがなんちゃらとか、なんかそれらしい感じにしてくれないと!!また遠藤が好き勝手やってるって、叱られるじゃん!!」

「なるほど!すみません!!」

ます君!!!君は天然なのか?!ワザとか?!

「あのね、これは遊びじゃないよ?この運動会は真面目に本気だし!!仕事だからね!!ちゃんと運動会っぽい仕上がりにしてね!」

「はい!!準備します!!」

「体育館は貸切りじゃないとイヤだよ?ハチマキとか体操着とか必要だよ?プログラムも作って欲しいの!!しおりみたいなやつ!!」

「はい!!わかりました!!」

「パン屋さんもやってる会社として、パン文化を広めるためにパン食い競争は絶対にしないといけないよ」「走るの苦手な人でも楽しめる競技も入れて?大縄跳びとか?ちゃんと応援合戦とかも入れてね!!男子は組体操とかしたら?」

「はい!!了解です!!」

「そうだ!バトミントンもしたい!ドッチボールもしたい!!なんだったら、球技大会にしてしまう?!」

「そうですね!!いいですね!!」

と次々に増える私の要望にも、全て勢いのいい返事をする真面目なます君

「よし!!ハロウィンも近いし、ついでに仮装もしようよ!!」という滅茶苦茶なオーダーも

「はい!!みんなに連絡しておきます!!」と快諾

ます君・・・君、器デカイな

そして、運動会が近付いてきたある日・・・

「マコさん、次長がフォークダンスしたいって言ってるんですけど、いいでしょうか?」

「いいよ!!大丈夫!!楽しそうじゃん!!きっと女の子と手を繋ぎたいんでしょう?うちの女子、優しいから踊ってくれるよ♬」

「ありがとうございます!!」

「他に何か確認しとくことある?」

「はい・・・ハチマキなんですけど、何色がいいですか?ハロウィンならこのオレンジ、紫、黒・・・運動会っぽくするなら、赤、白、青ですかね?」

ハチマキにもハロウィン取り入れてるーーー!!!笑

ます君、ほんと真面目〜〜〜!!笑

「来年も使うから、運動会っぽいヤツがいいな!」

「わかりました!!」

そして、とうとう・・・運動会が迫ってきた前夜

「昨日、ハチマキを縫ったんですけど・・・」

「えぇ?!今、何て言ったの?!縫った???この前、ネットで見てたじゃん!!!」

「それが・・・青がなかったもので、自分で縫いました」

「マジ?!ミシンとかあったの?まさか、手縫い?!」

「はい!手縫いです!!」

リカちゃんとマイちゃんが手伝ったらしいのですが、あまりの下手さ・・・笑

一番、綺麗なのはます君が縫ったヤツでした

もう・・・笑い過ぎて崩れ落ちました

ます君・・・真面目!!!天然!!!そして、面白い!!!笑

確実に任務を遂行するます君・・・

日頃から厳しいフジコ店長に「うちは「はい」か「YES」しかないからね!」といつも言われてるだけあります・・・

これがジャルディーノ副店長の力量か・・・

すげぇ・・・笑

ついでに「マコさんがやるって言い出したらどんな手を使っても絶対にやろうとするから、できるかどうかとか考えるだけ時間の無駄だよ!もうやってしまった方が早いよ!!」というアドバイス・・・

おい!コラ!フジコ!!私を暴君キャラに仕立て上げるなよ・・・

でも、そうか・・・だからフジコも諦めて、私の無茶ぶりもお願いも何でも聞いてくれるのね

ある意味、強い組織です・・・笑

運動会、する必要なかったかな?笑

でも、楽しくなりそうな予感♡

遠藤 麻衣子
紅茶講師、ティーコーディネーター、ロンネフェルト社認定ゴールドティーマイスター、日本ティーエキスパート
大学を卒業後、結婚を期に鳥取県に帰郷し、主婦と仕事の両立をおこないつつ、紅茶を学び、ロンネフェルト社認定「ティーアドバイザー」「シルバーティーマイスター」の試験を共に日本一の成績で合格。2012年秋にスリランカでのトレーニングを修了し、念願の「ゴールドティーマイスター」の認定を受ける。 「1杯のTeaを美味しく煎れることは、自分を大切にすること、1日を丁寧に生きることに繋がる」という信念のもと、紅茶文化を広めながら、女性のためのライフセミナー、企業向け販売セミナーなど県内外、東京でも人気の講師である。
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