自分の中から詩が溢れるBGM
普段どんな音楽を聴いているんですか、という質問が体重を聞かれるのと同じくらい苦手な質問ですが、音楽がとても大好きで音楽無しでは生きていけません!までの愛は自分にはなさそうですし、かといって音楽に恨みがあるほど嫌いなわけではないので「特に気に入ったのを繰り返し何年も聴いているのであまりこだわったジャンルはありません」と質問して下さった方に逆にお勧めを聞いて、実際に聴くようにしています。
そしてその繰り返し聴いている中で、中々カフェでは流す勇気が無かったのですがアコースティックギターでカヴァーされているのを聴いてから「これならカフェでも流せる」とたまに流すようになった曲があります。
その曲は大好きな「ボレロ」というクラシックの曲で、フィギアスケート放送のオープニングだったり様々な映画で流れていたり、聴いたことがない人はいないのでは、と思うほど世に知られた曲なのですが、この「ボレロ」という曲は正確なリズムの中に胸の鼓動を誘い心拍数が上がりそうな静かでおそろしいくらい美しい曲です。そのインパクトが強すぎるので飲食店には向かないなぁ、と諦めていたころ昔購入していたCDをランダムに流していたらこのボレロが流れてきたのです。
「DEPAPEPE」(デパペペ)
2002年に結成された2人組のアコースティックギターインストゥメンタルユニットで、何とも爽やかで清々しいメロディと柔らかく心情風景や四季折々の情緒を表現している音色で様々なメディアで使用されている曲が多いです。
ギターなのでもちろん詩はありませんが、聴いているとまるで自分の中から歌詞が溢れてくるような錯覚になりずっと耳の側から離れなくなってしまいそうになります。歌詞なんかなくてもメロディや音色でこんなに頭の中に詩が流れるなんて、と最初は不思議に思っていましたが慣れてくると考え事をする時に邪魔な歌詞がない方が良かったりしますし、読書をしていてもスッと文字がすらすらと頭の中に入っていくような気がします。
先ほどの「ボレロ」はアルバム「デパクラ DEPAPEPE PLAYS THE CLASSICS」(2007)というアルバムに収録されており、他にも有名な「カノン」や「ジムノペディ第一番」がカヴァーされています。クラシックはよく分からなくて…という方でもとても入りやすい入り口を作ってくれたような、そんな懐の深いアルバムです。
※ボレロの動画は無かったので、カノンです
他にも聴きながら料理を作っていると普段より楽しく美味しいものが作れる気がする「Acoustic&Dining」(2012)というアルバムや、夏を題材にしたアルバムもあり暑いのが苦手な私でも空の青さや夕方に匂う独特な夏の香りなど、少し夏が来るのが楽しみになりそうな、そんな1枚なんです。
オリジナルで代名詞と言えるのは「Let’sGo!」(2005)というアルバムで、これも捨て曲なんか1曲もなくただ永遠に聴くことが出来そうな贅沢な1枚になっていて長い長いドライブの時はよく聴いて爽やかな気持ちのまま目的地に行くのがとても贅沢な気分にさせてくれるんですよ。
よかったら聴いてみて下さいね。
2011年から始めた「ゆるイラスト教室」と同年プロデュースと店長をしている「Non café(米子市)」とイラストレーターを毎日のほほんと楽しみながら奮闘しています。
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